中御霊社は、明治時代の初めまであった御霊神社(上御霊神社)と下御霊神社の御旅
所(おたびしょ)です。御旅所とは、祭りの際に神輿が留まるところで、江戸時代の御霊
祭では、7月18日に両社の神輿が町を巡って中御霊社に入り、8月18日に神社に帰
りました。
中御霊社は、何度も場所を変えましたが、その場所にはいずれにも町名が残っていま
す。何百年も前のことが、町名で分かるのはすごいですね。
1 中御霊図子町 (同志社大学新町校舎の向かいの小路)
鎌倉時代以前に中御霊社があったと思われるところ
2 両御霊町 (中立売警察署の通りをはさんだ向かい側)
室町時代に中御霊社があったところ。
当時は下御霊神社もここにあった。
3 中御霊町 (廬山寺の南、府立医大図書館の場所)
江戸時代に中御霊社があったところ。明治時代に廃止されて跡地は
立命館大学になった。
4 仲御霊町 (千本中立売下る、千本通商店街の沿い)
江戸時代に、中御霊社の前に住んでいた人々が移住して作った町
2006年6月
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