「荒神口」は、京都から大津へ抜ける志賀越(山中越)への出入口です。荒神橋の少
し北から、東大路の「東一条」交差点に向かって、ゆるく蛇行しながら抜ける通りがあり
(京大会館の前の通り)これが旧街道です。
ただし、東一条から先は街道が途切れて、京大本部キャンパスになっています。京大
を突き抜けたところから、また街道が続きます。今出川通と斜めに交差したあと、細い
坂道が蛇行しながら山中越えに向かいます。なお、今の山中越えは今出川通より500
メートル北の御蔭通から入るのが主ルートで、北白川仕伏町で旧街道と合流します。
東一条の京大の角に、鉄枠で修理された石の道標があり、今は途切れている志賀
越えを指し示しています(「右 さかもと からさき 白川乃道」「左 百まんべんの道」と
あります)。
2006年8月
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