平安神宮は、京都市全域を氏子としており、その祭礼である時代祭も、全市の氏子
によって運営されています。京極学区からも、毎年、代表者が行列に参加しています。
平安神宮の氏子会を「平安講社」と言い、学区ごとに代表や副代表がおかれます。
京極学区には、新夷町の島村隆一さんを代表として、8人の役員がおられます。平安
講社の中では、京都市内が10の地域に分けられていて、京極学区は第二社に所属し
ます。第二社は、時代祭りの行列の中で「延暦武官行進列」を担当します。この行列
は、延暦20年(801)に、征夷大将軍 坂上田村麻呂が、蝦夷の討伐に出発する姿を
あらわします。京極学区の役員の皆さんは、毎年、裃姿でこの行列に随行されます。
また、延暦武官行進列では、8人の武将(将軍、副将、将佐)が馬に乗って行進しま
すが、この八人は地域から選ばれます(歩兵はアルバイト)。京極学区では、三年に一
回、武将一名を出すことになっており、来年はその年に当たるため、希望者がいれば
名乗り出て欲しいとのことです。
なお、平安講社(京極学区)では、時代祭の前に各町内(町会長宛)に「時代祭行列
次第」というパンフレットを一冊ずつ配布しています。このパンフレットがあれば、御所
内の観覧席に入場できますので、ご希望の方は各町会長さんにおたずね下さい。
(取材先 平安講社京極学区代表 島村隆一さん)
2010年10月
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