寺町通の古社寺 参拝ガイド


本禅寺

土蔵造りの本堂
大久保彦左衛門墓

光了山 本禅寺     日蓮宗

 室町時代に、日陣上人が、本国寺から分立して創建しました。戦国時代の
京都の法華宗二十一本山の一つで、天文法華の乱(1536年)では、延暦寺の
焼き討ちを受けました。日蓮聖人念持仏である立像釈迦如来像(秘仏)を伝え
ています。


土蔵造りの本堂

土蔵造りで、全体が白壁で囲まれた本堂。天明の
大火で前の本堂が消失した後に、建てられた。
(拝観自由、内部は非公開)

秘仏 立像釈迦如来像

日蓮聖人が生涯持ち歩いたと伝えられる、金銅製
の釈迦如来像。正門から入って正面にある立像堂
にまつられている。秘仏。
(4月中旬の万人講と、10月13日のお会式の際に
 御開帳される)

 ※門徒向けの行事だが、お寺にお願いすれば、
   拝ませていただける。

大阪の陣の鐘

境内の、鐘突き堂に掛かる釣鐘。豊臣秀頼が
大阪の法安寺というお寺に寄進した鐘だったが、
徳川幕府がが豊臣家を滅ぼした大阪の陣の際、
徳川方が、陣鐘に使うために接収した。後に、大久
保彦左衛門によって、本禅寺に寄進された。
(拝観自由)

大久保彦左衛門の墓

大久保彦左衛門は、徳川家康の三河以来の家臣
で、後に旗本。講談の世界では、将軍・徳川家光
に意見を述べることを許された「天下のご意見番」
として知られています。
(拝観可能。墓地にあります)

※お墓へは、お寺に断ってからお参り下さい



観光寺院ではありません。マナーを守って参拝下さい。
拝観料などはありませんが、気持ちを、お賽銭として
お供えされると良いでしょう。





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