寺町通の古社寺 参拝ガイド


天寧寺

額縁門
諌鼓鶏の灯篭

萬松山 天寧寺    曹洞宗

 室町時代に、会津若松(今の福島県)で創建されました。伊達政宗に会津が
攻められた際に焼失し、当時の住職が本尊を京都に運び、直江兼続などの支
援を得て京都に再興しました。京都では珍しい曹洞宗のお寺です。
 なお、会津若松の元の場所にも、同じ名前のお寺が再興されてあります。



額縁門
寺町通に面した表門。門を通して比叡山が額のよう
に見えることから、額縁門と呼ばれる。
安政4年(1857)建立。京都市指定文化財
(拝観自由)

本堂・書院
天明8年(1788)の大火で焼失した後に再建された
建築。京都市指定文化財
(内部は非公開)

カヤの大木
幹に天明の大火の跡、頭頂部に落雷のあとが残る。
京都市登録天然記念物
(拝観自由)

諌鼓鶏の灯篭 諌鼓鶏(かんこどり)は、古代中国の尭王の時代、
平和が続いたために、訴訟用の太鼓に鶏が住みつ
いた、という故事を表したもの。
(拝観自由)

金森宗和墓
金森宗和は、飛騨の戦国大名金森氏の嫡子だった、
が、親と対立して勘当され、大徳寺の僧侶になった。
茶道宗和流の祖。
(拝観可能)

※お墓へは、お寺に断ってからお参り下さい


観光寺院ではありません。マナーを守って参拝下さい。
拝観料などはありませんが、気持ちを、お賽銭として
お供えされると良いでしょう。




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